むつかしい

最近はばあばのお見舞いに行く回数が以前よりすごく減ってきている。
でも決してばあばに会いたくない訳ではなくて、1番大きいのは泊まりこみで介護しているねえね(おば)の存在。
でもこれも決してねえねに会いたくないわけではなくて、介護しているねえねを見るのがいやなのだ。
平日の会社帰りに行くと、ほぼ夕食の時間にあたるのだけど、そこには赤ちゃんのようにスプーンで食事を食べさせてもらっているばあばの姿がある。
食事は嚥下食(飲みこみやすいように細かくペースト状にされている)ではあるものの、ばあばは手が使えないわけではないのに。
何度か自分でできることはさせたらどうかと言ってみたのだが、「朝は自分で食べてもらってる」
だの「リハビリで手を使っているから大丈夫」というようなことを言われて変えようとする気はないみたい。(リハビリの時間にやっているからいい ってそんな、塾行ってるから授業受んでいい みたいに!)
ほんとうにたまに私が食事の介護をまかされたときには自分で食べてもらうようにしているのだけど、最近ではすっかり「食べさせてもらう」ことに慣れてしまって以前より時間がかかるし、なにより本人がめんどくさそうに思っているようだ。
さらに解せないのが「ご飯の時間は30分って決めてる」という発言。
食器を返さなくちゃいけないらしいけど、そんなのより時間かけてでも自分で食べてもらうほうがええんちゃうの?
今はばあばにとって生活の全てがリハビリだと思うんだけど、ねえねは食事の時以外にもそこかしこから手を出して
(だいたい完全介護なので親類が泊まりこむ必要はない)自立の妨げになっているように見える。
また昨年のように絶縁状態になりたくないので、やんわりやんわりいろんな提案をするものの、
自分が1番良く知っている と思い込んでいるねえねには通じないようだ。
でもこのまま退院しても、あの様子では確実に痴呆が進み、自分でできることがなくなってしまうと思う。
家という、医者や看護婦のような他人の目がない所では余計に。
とはいっても実際私がそばにいられるのは1日の内数時間。これがとってもとってもはがゆい。
それでも今日もこれから病院にいくわけです。なんとかよい方法はないかなあ。