[TAGESBUCH]記念日

5年前のこの日、もうひとりのお母さんと二人で市役所に届を出しに行き、このお母さんとは他人になりました。
そのころわたしはもうちがうところを見ていたので、その行為に関してはまったく感傷的にはならず、むしろせいせいした、すっきりした というようなこころもちでした。
当日はとても浮かれていたのを覚えています。
いつものようにおうちにお邪魔してケーキを食べ、届を出して今度はうちにあがることなく玄関先で「ごめんね。みかちゃんはしあわせになってね」と泣かれた時にやっと、ああもう本当に終わりなんだなあと思って少し哀しくなりました。
3人兄弟の母親で、やっと女の子がきてくれた と喜んでくれた、このおんなのひとをを悲しませてしまったことだけが後悔です。
いまわたしはしあわせですよ。と伝えたいような、でもきっともう二度と会わない方がいいんだろうな というきもち。すこしさみしい。
もうあのうちにかわいいお嫁さんはきてるのかな。